2013年1月4日(金)マタイ3章 主の道を整える


そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言った。これは預言者イザヤによってこう言われている人である。
「荒れ野で叫ぶ者の声がする。
『主の道を整え、
その道筋をまっすぐにせよ。』」(マタイ3:1-3)

 「主の道を整えよ」と、洗礼者ヨハネは説教しました。「主があなたのところに来てくださるようにせよ」という勧めです。御言葉が心に響く時、罪赦された恵みを味わう時、あるいは、今までを振り返り、感謝の思いが湧き出す時、「主は私のところに来てくださった」と喜びのうちに思うことがあります。主の民である私たちの大きな喜びです。

 そのための道として、ヨハネは悔い改めを勧めました。悔い改めは、後悔とはまったく違います。自分の罪を認めて主に赦しを請い、赦された喜びに促されて、罪と戦って主に従う新たな決心をすることです。日々をそのように生きるなら、主はあなたのところに来てくださり、御言葉が心に響き、感謝が心に湧くでしょう。

 罪を認めることは難しく、赦しを確信することも困難です。しかし、「天の国は近づいた」。主イエスが世に来られ、天の国(神のご支配)の力は、私たちに迫るものとなりました。十字架と復活後の今はなおさらです。悔い改めつつ生きる道は今、開かれているのです。