2012年11月17日(土)黙示録12章 キリストの戦いと勝利


天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。…この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。…その使いたちも、もろともに投げ落とされた。(黙示録12:7-9)

 この戦いは、どういう戦いでしょう。地上における戦いが、天上における戦いとして投影され、その霊的な意味を表現したものです。地上では、キリストの救い主としての働き、その十字架の贖いと復活のみわざ、それに続く教会の戦いがなされています。天では、ミカエルとその使いたちが、竜とその使いたちを相手に戦っています。

 ミカエルたちが「竜に戦いを挑んだ」戦いは、神の側が主導権を取って行われ、この戦いにより、神の救いと力と支配が現されました。キリストの権威が現れた(10節)とは、キリストの十字架と復活の決定的な勝利です。地上のキリストのお働きは、天上における「悪魔とかサタンとか呼ばれるもの」への完全な勝利をもたらしました。

 教会も戦います。「兄弟たちは、小羊の血と自分たちの証しの言葉とで、彼に打ち勝った」(11節)。この戦いの勝利の力の源泉は、小羊の血です。サタンは、主イエスの十字架と復活によって決定的に敗北しました。教会の戦いは、キリストの勝利に連なる勝利の戦いです。