2012年7月15日(日)詩編135編 ハレルヤ。恵み深い主を賛美せよ。


ハレルヤ。
賛美せよ、主の御名を
賛美せよ、主の僕らよ
主の家に
わたしたちの神の家の庭に居並ぶ人々よ。
主を賛美せよ、恵み深い主を。
喜ばしい御名をほめ歌え。(詩編135:1-3)

 135編からはハレルヤ詩編を中心に、都に集った礼拝者の、神殿での賛美や祈りの歌となります。「ハレル」は「賛美せよ」、「ヤ」は「ヤハウェ(主)」のヤで、「主を賛美せよ」という意味です。この神賛美が、「主の家」である神殿、つまり、教会でなされています。

 「ハレルヤ」と賛美される主は、「恵み深い主」です。天地創造の御業を念頭において「恵み深い主」と歌うとき、詩人は、「天において、地において、海とすべての深淵において、主は何事をも御旨のままに行われる」(6節)と主の主権を仰いでいます。

 救いの御業において「恵み深い主」と歌うとき、「主はエジプトの初子をことごとく、人の子も家畜の子も撃ち、エジプト中に、しるしと奇跡を送られた」(8、9節)と、ファラオ以上の力強さを持つ主を、詩人は賛美しています。

 その主は、「御自分の民の裁きを行い、僕らを力づけられ」(14節)ます。その裁きとは、主イエスによって、私たちを弁護し、赦す裁きです。ですから、私たちは力づけられます。