2012年7月14日(土)コロサイ2章 全く新しい命を生きる


あなたがたは、キリストにおいて、手によらない割礼、つまり肉の体を脱ぎ捨てるキリストの割礼を受け、洗礼によって、キリストと共に葬られ、また、キリストを死者の中から復活させた神の力を信じて、キリストと共に復活させられたのです。(コロサイ2:11-12)

 私たちは、この世の人生において、依然として肉の体を持っています。なぜなら、私たちは生きているからです。私たちが生きているということ、それは、神から与えられた命を生きているということです。命を与えた神は、良いものとして肉の体をも与えてくださったのです。

 では、肉の体を脱ぎ捨てるとは、どういうことでしょうか。ここでの肉の体は、人の手による割礼では聖別できない、罪の塊のような自分のことです。本来なら、肉体を捨て去ることなどできません。しかし、服を脱ぎ捨てるが如く、キリストに結び合わされた者は、罪が自分から剥がされていきます。これは、神による全く新しい創造を意味しています。神が、罪深い私たちを造り変え、再生してくださったということです。

 キリストと結合させられた人は、罪の支配から解放されて、新しい命に生きています。キリストにある私たちは地上の歩みを続けていますが、それはキリストと結ばれた全く新しい歩みなのです。