2012年7月7日(土)ローマ15章 福音宣教への祈り


どうか、わたしのために、わたしと一緒に神に熱心に祈ってください、…神の御心によって喜びのうちにそちらへ行き、あなたがたのもとで憩うことができるように。(ローマ15:30-32)

 祈りは二つの面を持ちます。聖書の神の意思を受け入れることと、自分の願いをキリストを通して神に訴えること、です。

 祈りの目標は、神の意思と祈る者の思いが一致に至ることです。ですから「御心が成りますように」(主の祈りの第三祈願、マタ26章39節)という祈りは究極の祈りです。キリスト者の祈りはこの言葉で結ばれるのが願わしいでしょう。けれども、神への期待感が薄いにもかかわらず、ただ「御心が成りますように」と祈るのは好ましくありません。神が実現してくださることを大いに期待しつつ、キリストを通して自分の願いを神に訴えましょう。それが神の意思に合致すれば実現しますし、合致しなければ、実現しないことで、神は祈りに答えられます。

 神の意思に必ず合致していることが、一つあります。主イエスへの信仰によるいのちへの通路の知らせ(福音)を、ユダヤ人という枠を破って全世界にも伝えることです。それは御心ですから、その実現を神に訴えましょう。