2012年5月27日(日)使徒2章(1) 聖霊に満たされる


すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。(使徒2:4)

 ペンテコステの日、聖霊が降ることによって使徒たちは、そこに集まっている人びとの国の言葉で語りだしました。それは「神の偉大な業」(11節)を証しするためでした。

 主イエスは昇天される前に、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(1章8節)と約束されました。そのことが、いよいよ聖霊降臨によって始まったのです。

 主の御心は、「地の果てに至るまで」福音が宣べ伝えられることです。主は、マタイによる福音書の最後にあるように、その思いを弟子たちに託されました。しかしそれは、弟子たちだけでなされることではなく、主が弟子たちと共にいてくださってなされる業です。

 地の果てに向かう福音の広がりは、聖霊の助けによって私たちが、相手に通じる言葉で「神の偉大な業」を語ることによって、いよいよ進んでいくのです。