2012年5月24日(木)フィリピ2章 内に働く神


あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。(フィリピ2:13)

 今日の御言葉は、奉仕をする時に、人の目を気にするのではなく、主に従う喜びへと導きます。そのために主はご自身がどこでどう働かれるのか示して、私たちに主への畏れを抱かせます。「あなたの内に働いて、わたしの思いのままに、あなたに思わせ行わせているのはこのわたしである」と。主は私たちに迫り、ついに人によく見られたいという思いから私たちを解放し、ただ主に従い、奉仕する者へと変えてくださいます。

 パウロが今日の御言葉を語ったのは、フィリピの教会で悪化した一部の人間関係を回復させるためでした。この一部の人たちが、自分の奉仕を人に良く見せようとしたために、悲しい競争が始まったのです。その奉仕は主のためとは言えません。今日、主が私たちを遣わす場所は、人に良く思われたい、少しでも悪く思われたくないという思いが支配する社会です。しかし教会は違います。ただ主への畏れに満たされ、主への思いに満たされる場所です。主が私たちの内に働いてくださいます。