2012年5月16日(水)エズラ3章 神殿が建つ喜び


彼らも「主は恵み深く、イスラエルに対する慈しみはとこしえに」と唱和して、主を賛美し、感謝した。主の神殿の基礎が据えられたので、民も皆、主を賛美し大きな叫び声をあげた。(エズラ3:11)

 エルサレムに帰還を果たした民は、ついに神殿再建の工事を開始しました。神殿の基礎が据えられたのを見て、老人たちは、大声をあげて泣き、また民の多くは喜びの叫びをあげたと記されています(12節)。

 回顧と興奮の入り混じったこの涙と喜びの叫び。それは同時に、神への背信を悔いる深い悔い改めと、なおこの民を顧みてくださった主なる神の、つきせぬ恵みと慈しみへの感謝の溢れ出しです。かつて神殿が建った時、主は言われました。もしあなたたちがわたしに背を向けて離れ去るなら、「わたしは与えた土地からイスラエルを断ち、わたしの名のために聖別した神殿もわたしの前から捨て去る」(王上9章7節)と。神殿の再建は、この主の裁きを前にしての、真に悔い改めの事業でした。

 主は私たち新約の教会に、イエス・キリストという基礎をくださいました。悔い改めと感謝をもって、この救いに喜びの叫びをあげましょう。