2012年3月10日(土)2コリント6章 今こそ、救いの日


神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。…今や、恵みの時、今こそ、救いの日。(2コリント6:1-2)

 神の救いは、遠い未来に与えられるものではありません。また過去に忘れ去られたものでもありません。神の恵みと救いは「今」ここにあるのです。

 私たちは、「今」というこの時を、どのように見ているでしょうか。今、自分たちが置かれている現実を、悲観的に見ている人もいるかもしれません。本当にここに神の恵みがあるのだろうか。神の救いは空っぽだ。まだ恵みは足りていないのではないか、というふうに。

 しかし、パウロは言います。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけない、と。神の恵みを豊かに受け取るためには、いつも神との「和解」に生きることです(5章20節)。自分でもう一度、神の救いをつかみ取ろうとするのではなく、既に与えられていることに思いを向け直しましょう。

 今日も主イエスは、あなたの救い主として、共に歩んでくださいます。私たちの手から、神の恵みがこぼれ落ちないように、しっかりと私たちの手をとってくださる主の御手の力を信じましょう。