2012年2月14日(火)ミカ2章 御言葉の益


わたしの言葉は正しく歩む者に、
益とならないだろうか。(ミカ2:7)

 ミカの敵対者たちは、ミカが語る裁きの言葉を不当であるとして彼を非難します。自分たちは、その裁きには該当しない、そもそも恵み深い神は、人を裁くようなことなどされるはずがない、と。

 なぜ、そのようなことが言えるのでしょうか。それは、御言葉を、畏れつつそのままに受け入れるのではなく、自分に都合のよいように受け入れて、他は無視しているからではないでしょうか。御言葉よりも自分の考えを上に置いています。それでは、少しも御言葉を聴いたことにはなりません。

 大切なことは、御言葉が告げることのすべてを、たとえそれが今は困難なものであったとしても、感謝をもって受け入れることです。そのとき御言葉は、信仰に生きる私たちに大きな益となります。

 なぜなら、裁きの御言葉を前にして、私たちは悔い改めへと促されるからです。私たちは、日毎の悔い改めをもって御前に生きる者です。その時、私たちの日々は、神の恵みと祝福にいよいよ豊かに満たされるでしょう。