2011年11月27日(日)詩編119編 主よ、思い起こしてください


あなたの僕への御言葉を思い起こしてください。
あなたはそれを待ち望ませておられます。
あなたの仰せはわたしに命を得させるでしょう。
苦しみの中でもそれに力づけられます。(詩編119:49-50)

 主は、ひとたびしてくださった誓いを、何度でも思い起こしてくださるお方です。神の民がうめくとき、その声は必ず神に届きます。

 「神はその嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた」(出2章24節)。その契約とは「地上の諸国民をすべて祝福に入れる」という契約です。これを「思い起こされ」て、神の民を奴隷の家から救い出してくださったのが出エジプトです。主イエスの母マリアも、主は「憐れみをお忘れになりません」(ルカ1章54節) と歌い、ザカリアも、主は「聖なる契約を覚えていてくださる」(同72節)と歌いました。神は、私たちを祝福に入れてくださるという誓いを忘れることなく、「思い起こされ」て、イエス・キリストをお与えくださったのです。

 苦しい時、「神よ、思い起こしてください」と祈りましょう。神はあなたを祝福するという約束を思い起こしてくださいます。そしてその都度キリストを、いっそう鮮やかにあなたの心に描き直してくださるでしょう。