2011年9月25日(日)詩編113編 なお低く下られる主


わたしたちの神、主に並ぶものがあろうか。
主は御座を高く置き
なお、低く下って天と地を御覧になる。
弱い者を塵の中から起こし
乏しいものを芥の中から高く上げ
自由な人々の列に
民の自由な人々の列に返してくださる。(詩編113:5-8)

 主をたたえ賛美するのはなぜでしょうか。聖書が私たちに示すように、主は万物を無より創造された、本当に力ある方です。その方は被造物を遥かに超えた神です。その神が、「主の御名を賛美せよ。今よりとこしえに主の御名がたたえられるように」(1、2節)と命じられているからです。

 主が偉大だからという理由だけではありません。慈しみの深さがあるからです。主は地にあって悩み苦しむ民を、ただ天から眺めるお方ではありません。本当に低く、下られるのです。どこまでか。塵とか芥、灰捨て場に追いやられるような弱い者、乏しい者のところにまでです。また、子のない女たちの悲しみにまでです。

 この主の慈しみが示されるために、独り子は世に来られました。主イエスは、「神と等しい者であることに固執しようとは思わず、…僕の身分になり…十字架の死に至るまで従順で」(フィリ2章6〜8節)あられました。この比類なき方を賛美しましょう。