2011年9月10日(土)使徒26章 天国の祝福に招待する人


「わたしは、あなたをこの民と異邦人の中から救い出し、彼らのもとに遣わす。それは、彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち帰らせ、こうして彼らがわたしへの信仰によって、罪の赦しを得、聖なる者とされた人々と共に恵みの分け前にあずかるようになるためである。」(使徒26:17-18)

 使徒パウロは、復活の主イエスに、救われた意味と目的を告げられます。宣教への派遣です。彼は、天からの示しに背きませんでした。

 囚人パウロは、アグリッパ王に、「私のようになってくださることを神に祈ります」(29節)と招きます。彼は、いつでもどこでも誰にでも、チャンスを見出し、天国からの恵みの分け前を施そうとしたのです。しかも、「このように鎖につながれることは別ですが」と、ユーモアをもって招きます。余裕しゃくしゃくです。天国へと救い出され、その恵みに満たされた囚人の彼こそ、アグリッパ王にまさる王、人生の勝利者です。

 私たちは、主の日の礼拝のたびにキリストが獲得された天国の恵みと祝福へと招かれます。しかしそれは、ただ自分が受けるためだけではなく、隣人に分かち合うためです。私たちは、この世にあって、天国とその恵みに招待する、キリストのお手伝いに励むために救われたのです。

 明日、天国の恵みと祝福に満たされた礼拝に、誰を招きますか。