2011年6月22日(水)列王下4章 エリシャの奇跡


エリシャは、「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱いている」と告げた。彼女は答えた。「いいえ、わたしの主人、神の人よ、はしためを欺かないでください」と答えた。しかし、この婦人は身ごもり、エリシャが告げたとおり翌年の同じころ、男の子を産んだ。(列王下4:16-17)

 シュネムに、エリシャを心から迎える裕福な婦人がいました。エリシャは、彼女の心遣いを有難く思い、「彼女のために何をすればよいのだろうか」(14節)と考えました。そのとき、エリシャが婦人に告げた言葉が、今日の聖句です。

 しかし、この生まれた男の子は、大きくなってから突然頭痛に襲われ、母親の膝の上で死んでしまいます(20節)。そのとき、この婦人は、急いで神の人エリシャのところまで行き、その足にすがりつきます。母親の真剣さに心を動かされたエリシャは、死んで横たわっている子どものために主に祈り、いろいろと手を尽くして、その子を生き返らせます。

 エリヤもやもめの息子を生き返らせました(列上17章17〜24節)。エリヤの霊を願い求めたエリシャにも、願ったとおりの霊の力が受け継がれました。そして、この預言者の賜物は、主イエスに受け継がれます。主こそ、復活されたお方であり、エリヤとエリシャが予め示していた、死者を甦らせることができるお方です。