2011年6月19日(日)詩編99編 答えられる主なる神


主の祭司からはモーセとアロンが
御名を呼ぶ者からはサムエルが、主を呼ぶと
主は彼らに答えられた。
神は雲の柱から語りかけ
彼らに掟おきてと定めを賜り
彼らはそれを守った。
我らの神、主よ、あなたは彼らに答えられた。(詩編99:6-8)

 主は、イスラエルを憐れみ、モーセとアロンを指導者として、エジプトの地から脱出させてくださいました。その後、約束の地へと導かれたとき、民は何度主に不平を言い、逆らったことでしょう。その度にモーセは破れ口に立ち、主に執り成しの祈りをささげました。主はモーセの祈りに答えて、厳しい裁きを思い直されたのです(出32章11節以下)。

 イスラエルの民は約束の地カナンに入った後も、異教の神々を拝み、主の掟を守らず、主の怒りを買って諸外国から圧迫されました。指導者サムエルが主に助けを求めると、主は答えて救ってくださったのです(サム上7章3節以下)。

 主なる神は、ご自身の民が呼び求めるとき、答えてくださいます。そして今は、キリストが仲保者となって、私たちを神に取り次いでくださいます。モーセやサムエルの祈りに耳を傾けてこられた神は、必ず、キリストの執り成しの祈りを聞いてくださいます。キリストの御名によって、確信をもって祈りと願いをささげましょう。