2011年5月15日(日)詩編95編 共に主なる神を伏し拝もう


わたしたちを造られた方
主の御前にひざまずこう。
共にひれ伏し、伏し拝もう。
主はわたしたちの神、わたしたちは主の民
主に養われる群れ、御手の内にある羊。
今日こそ、主の声に聞き従わなければならない。(詩編95:6-7)

 詩人は主の民に、共に主なる神を伏し拝もうと勧めます。この詩編では特に、出エジプトのとき、父祖たちの犯した背信の罪を繰り返してはならないという強い思いを込めて、「今日こそ」と言われています。

 背きから、立ち帰りましょう。なぜなら、主なる神は全能のお方で、存在するものでお造りにならなかったものはなく、その支配が及ばないところはどこにもないからです。私たちは、そのお方の愛によって造られたものです。

 このお方は、父祖アブラハム、イサク、ヤコブと契約を結んでくださり、父祖たちとその子孫の神となってくださったからです。神は、私たちをもその民の一員として、慈しんでくださっています。また、このお方は、私たちの良き羊飼いだからです。私たちを主の民として、すべての危険から守り、迷った時には探し出し、肥沃な牧草地で養ってくださいます。

 この詩編が読まれる「今日こそ」、主がわたしにしてくださった御業を思い起こし、御声に聞き従います。