2011年3月12日(土)1コリント5章 古いパン種を取り除く


あなたがたが誇っているのは、よくない。わずかなパン種が練り粉全体を膨らませることを、知らないのですか。いつも新しい練り粉のままでいられるように、古いパン種をきれいに取り除きなさい。(1コリント5:6-7)

 パウロは、コリント教会内の不品行に対して、注意を喚起しています。真のイエス・キリストの体なる教会を建て上げて行くために、教会員には果たすべき務めがあります。

 ここでの問題は、異邦人の間にもないほどのみだらなことです(1節)。放置すれば、腐敗菌が増殖するが如くに、教会全体が揺るがされます。不道徳・不品行は、教会を内部から破壊する恐ろしい力です。ですから、その兆候があらわれた初期に、教会は適切な対応をしなければなりません。

 不品行は教会内で決して黙認されてはならず、教会を不品行や不道徳の温床の場に変えてはなりません。パウロが「あなたがたの中から悪い者を除き去りなさい」(13節)と勧告していることを、しっかりと心に留めましょう。

 また、教会は赦しを必要とする罪人の集いですから、安易にこのことを行うことはできません。教会は、主から与えられた権能を、神の御言葉に従って、慎重に正しく行使することが必要です。