2011年2月17日(木)1テモテ4章 敬虔のための訓練


俗悪で愚にもつかない作り話は退けなさい。信心のために自分を鍛えなさい。体の鍛練も多少は役に立ちますが、信心は、この世と来るべき世での命を約束するので、すべての点で益となるからです。(1テモテ4:7-8)

 パウロはテモテに「信心のために自分を鍛えなさい」と勧めます。信心とは、神への敬虔や信仰深さを意味します。神を深く愛し、信頼するための訓練をするようにと勧めています。

 この手紙は、牧師だけに宛てられたのではなく、すべての人のために書かれています。終わりの時には、惑わす霊と悪霊どもの教えに心を奪われ、信仰から脱落する者がいるとパウロは警告しています(1節)。惑わす霊や悪霊どもの教えに心を奪われないためにも、信仰から脱落することのないように「信仰の言葉と善い教えの言葉とに養われて」(6節)、敬虔のための訓練に励みましょう。

 敬虔のための訓練とは、神の真理である正しい教理を身につけ(6節)、信じる人びとの模範となり(12節)、自分自身に気を配る(16節)という三つの面があります。霊的な訓練は、「体の鍛練」とは次元の異なる大きな意味と祝福をもたらします。「この世と来るべき世での命」の約束です。主よ今日も、この訓練に服します。