2010年10月22日(金)ローマ1章 信仰による励まし合い


あなたがたのところで、あなたがたとわたしが互いに持っている信仰によって、励まし合いたいのです。(ローマ1:12)

 パウロは、ローマの教会にいる人びとを力づけるだけでなく、自分もローマの教会の人びとから励ましを受けたいと願いました。もし、信仰を励ます手段が、聖書の正しい知識を伝えることだけならば、パウロはローマの教会の人びとから教えてもらう必要などなかったでしょう。けれども、信仰の励ましは、聖書の正しい知識の伝達というだけではありません。福音にしっかりと根ざした生きた信仰の交わりが必要です。

 キリストの十字架の福音が、自分だけでなく、多くの人びとの生きる支えとなっている、そのような証しを聞くときに、私たちは本当に力づけられます。人間は、自分の魂を自分ひとりで支え続けることはできません。パウロのような信仰の達人であっても、決して例外ではなかったのですから、私たちの場合は、なおさらです。私たちには、どうしても生きた信仰の交わりが必要なのです。

 あなたが受け取った今日のこのみ言葉を、是非、あなたの教会の交わりのなかで分かち合ってみてください。きっと互いに励まし合うことができるでしょう。