2010年7月3日(土)2テサロニケ3章 愛による警告


しかし、その人を敵とは見なさず、兄弟として警告しなさい。(2テサロニケ3:15)

 主イエスが再び来られる日がいつであるかは分かりません。その日を待ち望むことは毎日を大切にして、自分に与えられた召しに従い、勤勉に働き、神に感謝して生活することです。

 ところが、主が来られるのだから働く必要はない、と主イエスの教えに従わない者たちが、現れました。パウロは、「怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい」(6節)と命じました。また、正しい教えを伝えて警告しても、悔い改めて従わないようであるならば、これからは「特に気をつけて、かかわりを持たないようにしなさい」(14節)と語られています。しかし、何があってもその人を「敵とは見なしてはならない」と命じられます。その人も主にあって「兄弟」だからです。その人のためにも、主イエスは十字架につけられたのです。

 教会は神の家族です。誤った教えや考えに同調してはなりませんが、どんなことがあっても兄弟として互いに愛し合うことを止めてはなりません。その人の救いのために、諦めることなく、祈り続けたいものです。