2010年6月2日(水)サムエル上17章 ダビデ、ゴリアトに勝利する


「主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされないことを、ここに集まったすべての者は知るだろう。この戦いは主のものだ。主はお前たちを我々の手に渡される。」(サムエル上17:47)

 ダビデは、サウル王に巨人ゴリアトとの一騎打ちを申し出て、戦うことになりました。ダビデは「石投げ紐と石一つ」だけでゴリアトを倒し、イスラエルに勝利をもたらします。ダビデは自分の知恵や力によって勝利したのではありません。ただ主に依り頼み、主の力によって戦い、勝利したのです。この戦いは主の戦いであり、勝利は主の勝利でした。

 私たちにも、この世で多くの戦いがあります。私たちは、その戦いに剣や槍をもって立ち向かうのではありません。私たちの武具は、御言葉であり、祈りです。このような武具を頼りにして敵と戦うことは、ダビデの「石投げ紐と石一つ」のように、人の目にはあまりにも愚かで無力なことのように見えるかもしれません。しかし、戦って、勝利されるのは主ご自身です。主に依り頼むことこそが力です。私たちは小さく貧しい者であっても、恐れることはありません。御言葉に立ち、祈ることによって、戦うことができます。

 「主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい」(エフェ6章10節)。