2010年4月17日(土)ヨハネ4章 汲みに来なくてもよい水を


イエスは答えて言われた。「この水を飲む者はだれでもまた渇く。しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」(ヨハネ4:13-14)

 サマリアの女は、人目を避けて、暑い日中、井戸の水を汲みに来ました。しかし、そこで、主と出会い、二人きりの語らいのときを持ちました。当時、サマリア人とユダヤ人は敵対関係にありました。ユダヤ人の主イエスがサマリアの女に「水を飲ませてください」と頼むのは、有り得ないことでした。

 主は、戸惑う彼女に「井戸の水を飲む者は直ぐに渇くが、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない」と語られます。女は、この言葉を聞いて「汲みに来なくてもよい水をください」と懇願し、主に応答しようとしています。

 このあと、二人の会話は、神礼拝のあり方へと変わっていきます。主イエスは、サマリアの町の人びとからも疎んじられていた彼女に対して、わたしの父なる神はあなたが礼拝することを求めておられる、と告げたのです。渇くことがない水を飲むとは、主が招いてくださる神礼拝にあずかることです。主は、彼女を礼拝へと招くことで、誰もが礼拝の人生を歩めることをお示しくださっています。主から水を飲みましょう。