2010年3月3日(水)ダニエル3章 いと高き神に仕える人々よ


ネブカドネツァル王は燃え盛る炉の口に近づいて呼びかけた。「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ、いと高き神に仕える人々よ、出て来なさい。」すると、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴは炉の中から出て来た。(ダニエル3:26)

 王は、金の像を造り、ひれ伏して拝むように人びとに強要しました。その命令は、それに背く者を燃える炉に投げ入れるというほど徹底したものでした。それで、王の命令に従わず、まことの神について臆することなく王の前で証言したダニエルの友人、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの三人は、最高度に燃え上がった炉の中に、投げ込まれてしまいました(16〜23節)。

 しかし、王が炉の中に見たものは、四人の者が火の中を自由に歩いている様子でした。そのとき、三人だけでなく、神の子のような姿をしている一人の人が彼らと一緒だったのです。そのとき、その光景を見た王の口から出た言葉は、驚くべきことに、「いと高き神に仕える人々よ」でした。

 「体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい」(マタ10章28節)とお語りくださるキリストが、彼ら三人をお守りくださいました。ですから、私たちも、絶えず、主のものとして生き、ただひたすらに、まことの神に仕えましょう。