2010年2月6日(土)黙示録1-2章 力ある御言葉


右の手に七つの星を持ち、口からは鋭い両刃の剣が出て、顔は強く照り輝く太陽のようであった。(黙示録1:16)

 黙示録の表現は、しばしば私たちを戸惑わせます。語られるイメージが、異様な想像を掻き立てることがあるからです。「口からは鋭い両刃の剣が出て、顔は強く照り輝く太陽のようであった。」事実、何人かの画家は、まん丸い太陽のような顔をした人の口から剣が突き出ている、そんな主イエスの絵を描いています。

 しかし、このような表象は、興味本位に記されたものではありません。直接語れないことも、黙示的な表現だから語ることができました。迫害下の不安におののく教会に、大切な使信を届けています。

 特に今日、「鋭い両刃の剣」を心に留めてください。その剣は、主の口から出ています。これは、主イエスの御言葉のもつ偉大な力を表しています。主は、この御言葉の剣で、教会のために戦ってくださいます。

 鋭い両刃の剣の切れ味、これが迫害下の教会を支えた御言葉の力です。このような剣をもつ主イエスが、苦しむ信徒と共にいてくださいます。力強い励ましが、ここにあります。この主が、今日の教会の真ん中に、いつも、立ち構えておられます。