2010年1月22日(金)1ペトロ4章 神の賜物によって仕える人生


あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。(1ペトロ4:10)

 天の御国をまっすぐに目指す人生は、自分一人で歩む人生ではありません。同じ神の言葉によって新たに生まれさせられた者同士が、互いに愛し合い、助け合いながら、共に歩んでいます。共に生きる歩みは、各自が神から授かっている賜物を互いのために役立てることを通して、この地で具体化します。

 神は、自分の利益や自己実現のために、さまざまな賜物を私たちにお与えくださったのではありません。隣人を生かし、造り上げるためです。また、自分ではどんなに小さいと思う賜物であったとしても、それを用いて他者に仕えることができます。ですから、賜物がないと嘆かず、「神のさまざまな恵みの善い管理者」となることが必要です。

 それぞれに与えられている賜物を生かして奉仕できる機会が、教会に備えられています。特定の兄弟姉妹のため、あるいは、教会全体の益のため、さらには教会が遣わされているそれぞれの地域のための奉仕です。私たちが互いに仕えることに自らの賜物を生かすとき、キリストを通して、神の栄光が顕されます(11節)。