2010年1月20日(水)出エジプト15章 主はわたしの力


主はわたしの力、わたしの歌、主はわたしの救いとなってくださった。この方こそわたしの神。わたしは彼をたたえる。わたしの父の神、わたしは彼をあがめる。(出エジプト15:2)

 葦の海の勝利を体験したモーセとイスラエルの民は、主を賛美して歌いました。「主はわたしの力、わたしの歌、主はわたしの救いとなってくださった」と。

 この「海の歌」の一つの大きな特徴は、ただひたすら救済者としての神をほめたたえていることです。この救いの御業においては、モーセの信仰と働きも大きな意味と役割を持ちました。また、イスラエルの民も水の壁の間を進んだのですから、勇気が必要だったことでしょう。しかし、モーセもイスラエルの民も、自らの信仰や決断を語らず、ただひたすら神のみをほめたたえたのです。自己の努力や功績に言及せず、徹頭徹尾、神のみをたたえたのです。

 これこそが、真の神賛美です。私たちはどこまでも罪人であり、何ら神の恵みにふさわしい者たちではありません。しかし、神はモーセやイスラエルの民を用いられたように、私たちのつたない信仰や行動を用いてくださいます。祝福してくださいます。その感謝から真の神賛美が生まれます。「わたしの力、わたしの歌」と主をほめたたえましょう。