2010年1月7日(木)2コリント10章 主から推薦される人


「誇る者は主を誇れ。」自己推薦する者ではなく、主から推薦される人こそ、適格者として受け入れられるのです。(2コリント10:17-18)

 「あなたがたは、うわべのことだけ見ています」(7節)。この世の価値観に引きずられ、外見だけで判断するコリントの人たちは、雄弁や風采を競って自己推薦する偽教師たちに心を惹かれ(12節)、それらに欠けるパウロを軽んじました(10節)。

 パウロはそれに対して、自分がコリントで最初に福音宣教をしたという事実を誇りました(13、14節)。これは、自分の業績を誇る、ということでしょうか。そうではありません。「誇る者は主を誇れ」(17節)。弱く卑しい土の器である自分(4章7節)を、主が福音のために用いてくださったことを思い、パウロは、自分を用いてくださった主を誇ったのでした。パウロの誇りは、「キリストのもの」(7節)としての誇りでした。

 クリスチャンは、皆、キリストに贖われ、聖霊の証印を受け、キリストのものとされています。そうである限り、私たちは皆、土の器でありながらも、主の体である教会の一部とされて、主によって福音のために用いられています。主が、私たちを推薦してくださいます。この主を私たちの誇りといたしましょう。