2010年1月2日(土)出エジプト16章 家族で霊の糧を得るために


「主が命じられたことは次のことである。『あなたたちはそれぞれ必要な分、つまり一人当たり一オメルを集めよ。それぞれ自分の天幕にいる家族の数に応じて取るがよい。』」(出エジプト16:16)

 イスラエルの民が荒野を旅してカナンに向かっていたときのことです。シナイの荒野には、石ころのほか、何もありません。そこで主は、空腹の民に、天からのパンを約束してくださいました。

 民は、神の約束を信じて、天からのパン(マナ)を集めに出かけました。多く集めた者も少なく集めた者もいましたが、不思議なことに家に帰ってみると、一人一オメルずつの割合で、家族の数に必要な分だけの量となっていました。しかも、神は一度に与えないで、一日に必要な一日分の糧をお与えになりました。 

 この出来事を踏まえて、キリストはご自分を天からのパンに喩えられました(ヨハ6章32節)。キリストは、「永遠の命の言葉を持つ方」(ヨハ6章68節)であり、キリストの御言葉こそが私たちを生かします。

 イスラエルの民は、かつて、朝早くにマナを集めました。私たちも、朝早く起き、この霊の糧を集め、家族で分かち合いましょう。マナが日々与えられたように、天からのパンである御言葉が私たちにも与えられ、一日一日を支えています。