2009年10月17日(土)マルコ10章 神の国の子どもになろう


「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。…」
そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。(マルコ10:14,16)

 主イエスの祝福を求めて、子どもを連れて来た人びとを、弟子たちは叱りつけました。しかし、逆に、弟子たちは主から激しく怒られてしまったのです。「子供たちをわたしのところに来させなさい。…子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」(14、15節)。そして主イエスは子どもたちを抱き上げ、手を置いて、祝福してくださいました。

 子どもは、親の助けなしには生きることができない存在です。親から差し出される愛を受け取り、それを喜びとして成長していくのです。神の国とは、神の愛を信じることができない無力な者を、神がまるごと抱き上げ、赦してくださるところです。いつでも主の愛の御手の中で守られているところです。

 主イエスに結ばれて私たちも神の子どもです。「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」(1章11節)とおっしゃってくださる神さまの声に耳を傾け、喜びの声をあげましょう。私たちは神に祝福された者として、今日もここに在るのですから。