2009年9月17日(木)エフェソ5章 愛によって歩む


あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。キリストがわたしたちを愛して、御自分を香りのよい供え物、つまり、いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださったように、あなたがたも愛によって歩みなさい。(エフェソ5:1-2)

 エフェソの信徒への手紙は、4章17節からキリストにある者にふさわしい生き方を教える段落に入っています。偽りを捨てて真実を語れ、怒っても罪を犯すな、人を造り上げるのに役立つ言葉を必要に応じて語れ、聖霊を悲しませるな、等。大切な教えで、どれも守るべきことなのですが、どうすればこの御言葉が身につくのでしょうか。

 その答えが5章にあります。一節に「あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい」とあります。大切なことは、自分が神に愛されていることを知ることです。キリストが死んでくださったのも、私たちを愛するがゆえです。神は愛であり、私たちは神に愛されているという愛の基盤に立つことから、すべてが始まります。

 そのうえで、「あなたがたも愛によって歩みなさい」と私たちの愛が求められています。神と隣人を愛そうとしているかどうかが、問われています。また、私たちの愛は、4章に記されている個々の戒めを守ろうする具体的な行為のなかで実践されるものです。