2009年8月14日(金)使徒19章 主の言葉の力


このようにして、主の言葉はますます勢いよく広まり、力を増していった。(使徒19:20)

 エフェソは伝道の困難な土地でしたが、パウロはそこで御言葉を伝えました。二年間伝道にあたり、アジア州に住む者は、ユダヤ人であれギリシア人であれ、だれもが主の言葉を聞くことになりました(10節)。

 主の言葉を伝えることに伴って、主の言葉を証しするような出来事が起こりました(11〜19節)。また、ただならぬ騒動も起こりました(23〜40節)。さらに、ローマに行くという新たな決心が、パウロにも与えられました(21節)。御言葉が語られると、教会の外でも、御言葉を語る者の内でも、神の新しい御業が引き起こされます。

 パウロは、時が良くても悪くても、どのような土地でも、迷わずに御言葉を宣べ伝えました。そのなかで、「主の言葉は勢いよく広まり、力を増していった」(20節)のです。ここでは、伝道の進展が、「主の言葉が力を増す」出来事として、捉えられています。教会は、伝道の困難さに直面しても、御言葉の力に信頼することを忘れてはなりません。御言葉において、神御自身が働いておられます。