2009年8月13日(木)使徒18章 恐れるな、語り続けよ


ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」(使徒18:9-10)

 パウロでさえ、憶病な思いにとらわれました。そのとき、主は幻の中で「恐れるな。わたしがあなたと共にいる」と語られました。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタ28章20節)と弟子たちにお語りくださった復活の主が、パウロと共におられます。

 その次に、「あなたを襲って危害を加える者はない」とあります。パウロは、命を狙われています。危害を加えようと企む者たちが、取り囲んでいます。この状況下で踏み留まることができたのは、ひとえに、神が御言葉でパウロを励ましてくださるからです。そして、「語り続けよ。黙っているな」と続きます。人びとの反応は反抗的でした。語れば語るほど、事態は悪くなるようでした。それでも、語り続ける理由が、示されています。「この町には、わたしの民が大勢いるから」です。パウロは、この約束を握りしめました。

 約束を捉える私たちの握力は、弱り易いものです。ですから、伝道するために、主が私たちを捉えていてくださることをまず信じ、御言葉によって励まして頂きましょう。