2009年8月1日(土)使徒14章 信仰に踏みとどまろう


(パウロとバルナバは)弟子たちを力づけ、「わたしたちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」と言って、信仰に踏みとどまるように励ました。(使徒14:22)

 苦しみは確かに、喜ばしいものではありません。しかし、「神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない。」これが使徒たちの教えです。使徒たちは、このように教えて、教会を励ましました。私たちは、どのように使徒の励ましを受け取ればよいのでしょうか。

 パウロは、「わたしたちの一時の軽い艱難は、比べものにならないほど重みのある永遠の栄光をもたらしてくれます」(2コリ4章17節)と語っています。ですから、今の苦しみがどんなものであれ、それは一時の軽い艱難です。そして、その苦しみは、永遠の重みのある栄光と対になっています。目に見える苦しみの現場には、目に見えない神の栄光の輝きが差し込んでいます。

 私たちは、心を定め、苦しみと向き合いましょう。神の国に生かされている祝福が分かるには、多くの苦しみを経なければなりません。22節に原文では「ねばならない」とあります。信仰者は、思いがけず身に降りかかる苦しみと遭遇せねばなりませんが、このような苦難を経て、信仰に踏みとどまることを学びます。