2009年7月10日(金)使徒4章 御言葉を語らせてください


主よ、今こそ彼らの脅しに目を留め、あなたの僕たちが、思い切って大胆に御言葉を語ることができるようにしてください。(使徒4:29)

 イエス・キリストの証人として働くペトロとヨハネは、牢に入れられた翌日に、議会に召喚されました。権力者は、「何の権威によって、だれの名によって語るのか」と尋問し、脅しました。なぜなら、彼らが、キリストの名の権威を語り続けていたからです。

 しかし、ペトロは脅かしに屈せず、大胆に告白しました。「わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです」(12節)。二人は、釈放され、仲間のところへ行き、すべてを話しました。

 そのとき、人びとの心が一つになり、祈りに導かれました。「主よ、今こそ彼らの脅しに目を留め、あなたの僕たちが、思い切って大胆に御言葉を語ることができるようにしてください」(29節)。この祈りは聞かれ、「皆、聖霊に満たされて、大胆に神の言葉を語りだした」(31節)のでした。

 伝道には、慎重さや細心さも確かに必要です。しかし、心が動じず据わっているような大胆さというものが、もっとも必要とされています。今日も無言の脅かしがあるかもしれませんが、ひるまずに御言葉を語ることができるように聖霊の導きを祈りましょう。