2009年5月8日(金)1コリント14章 教会を造り上げるために


あなたがたの場合も同じで、霊的な賜物を熱心に求めているのですから、教会を造り上げるために、それをますます豊かに受けるように求めなさい。(1コリント14:12)

 パウロは14章で三回も「教会を造り上げる」(4、5、12節)という言葉を語っています。また、26節では「すべてはあなたがたを造り上げるためにすべきです」と勧めています。ここでの「あなたがた」は、「教会」を意味しています。人が集まり用いられて、教会となります。

 さらに、14章では、預言と異言とが対比されています。異言は、自分を造り上げます。それに対して、預言は教会を造り上げます。他者にも分かり、他者と分かち合える、福音の言葉を共有することで、教会は造り上げられます。

 礼拝や教会生活は、自分だけが霊的な祝福を受けるためにあるのではありません。神により与えられた賜物を互いに分かち合い、共に学び、励まし合うときに、私たちは教会となって、造り上げられていきます。

 教会が種々の豊かな賜物を受けているのは、ひとえに「他の人が造り上げられる」ためです(17節)。教会を造り上げるために必要な霊的な賜物を、祈り求めましょう。それを豊かに受ける信徒が増えることにより、教会は強くしっかり建ちます。