2009年3月4日(水)創世記17章 恵みの契約


「わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。」(創世記17:7)

 99才と89才の老夫婦に子どもが与えられる可能性は、人間的にはありません。けれども全能の神が、子孫を与えると契約を結んでくださいました。そして、神は、アブラムをアブラハムに、サライをサラに改名し、両者に諸国民の父と母となる自覚を深めてくださいました。

 また、恵みの契約を結ばれる神は、信仰の応答を求められます。契約の民のしるしである割礼の中心は、神を畏れる信仰(申10章12-16節)です。旧約の子どもへの割礼は、新約の幼児洗礼として続いています。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます」(使16章31節)とあります。

 神はアブラハムだけでなく子孫とも契約を結ばれました。契約の子どもたちの人生にどんなに困難・苦難が起こっても、全能の神は、特別な関係を保ち続けてくださいます。この神の恵みに変更はありません。

 アブラハムとサラは、不信仰の笑い(イサク)をするような所がありますが、契約継承のために用いられました。私たちも、契約の親としての自覚を深め、用いて頂きましょう。