2009年3月2日(月)創世記15章 受ける恵みは非常に大きい


「恐れるな、アブラムよ。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」(創世記15:1)

 神が、アブラムに現れ、「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。あなたの子孫は、このようになる」と約束されました。更に、土地についての約束が続きます。子孫は異邦の国で寄留し400年間、奴隷生活を強いられます。しかし、そこから多くの財産を携えて脱出させ、導き、この土地を与える、と神は約束されました。

 神は、約束を信じたアブラムと古代社会の方法に従って約束を結ばれます。動物を真っ二つに切り裂きます。これは、契約当事者がその間を通ることにより、約束を破ればこのように切り裂かれてもいいという命がけの契約です(エレ34章18節)。

 けれども、裂かれた動物の間を渡ったのは、アブラムではなく、煙を吐く炉と燃えるたいまつだけです。これは、神のご臨在の象徴です。神ご自身が契約違反の罰則を担ってくださったのです。これが神の方法です。

 失敗の多い信仰者ですが、神ご自身が命をかけて約束を果たしてくださいます。十字架上で裂かれた神の子、ここに神の愛と契約の確かさが示されています(1ヨハ4章9節)。