2009年2月25日(水)創世記14章 いと高き神に祝福されますように


彼はアブラムを祝福して言った。「天地の造り主、いと高き神にアブラムは祝福されますように。敵をあなたの手に渡されたいと高き神がたたえられますように。」(創世記14:19-20)

 四つの大きな国との戦いに勝利したアブラムは、奪われた人と財産を取り戻して凱旋します。二人がアブラムを出迎えます。ソドム王とサレム王のメルキゼデクです。

 メルキゼデクは、パンと葡萄酒でアブラムの働きをねぎらいます。その際、アブラムの勝ちいくさに表彰状を出して、ほめるわけではありません。この人は、人の心を神に向けさせる不思議な存在です。「サレムの王」とは、「平和の王」の意味です。彼は、神との関係を正しくする祭司です。まことの大祭司キリストを鏡のように映し出す人(ヘブ7章1-3節)です。

 その後、ソドムの王が、戦利品をめぐる取引を持ちかけます。しかし、メルキゼデクからまことの人生の意味を教えられたアブラムの心はゆらぎません。何もかも人の力に原因を見いだそうとするこの世の中で、メルキゼデクとの出会いは幸いです。

 大切なことは神との関係がすこやかにされ、神の平和が人生を支配することです。主イエスが迎えてくださいます。今日も、神の祝福の中を歩みましょう。