2009年1月7日(水)創世記3章 人を死にいたらせる誘惑


蛇は女に言った。
「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」(創世記3:4-5)

「あなたは神のようになれる。」何と魅力的な言葉でしょうか。しかし、これは人を死にいたらせる誘惑です。なぜなら、人は被造物です。神をあがめて生きる者です。人は神と共にあるときに、生きるのです。神の御手にあってこそ、幸いです。

被造物が造り主のようになり得るとは、何と悲しい思い違いでしょうか。その高ぶりによって神のもとを離れるとき、人は命を失い、幸いを失い、すべてを失います。

「あなたは神のようになれる。」この誘惑は昔から今にいたるまで、アダムの子孫にささやかれ続けています。このささやきが、あらゆる罪の根っこにある誘惑です。今日も、これを誘惑と見抜けるか否かが試される霊の戦いが、生活のさまざまな局面で私たちを待っています。

しかし、私たちは、神の守りに信頼しましょう。神ご自身が、私たちをご自分から引き離そうとする者との間に「敵意を置く」(15節)と約束してくださったからです。十字架と復活の主を仰ぎましょう。このお方が、あらゆる誘惑から私たちの命を守ってくださいます。