2017年6月27日(火) 小さな朗読会214 「不思議な鳥が必要な時も」(John Timmer著「Once upon a time…」より)

 先週散歩をしていたときのことです。

 誰も住んでいない道を歩いていると、ふいに鳥の歌が聞こえました。なかなか鳥の姿を見つけられませんでしたが、ようやく見つけると、とっても美しい鳥でした。青い羽、紫の水玉模様のついた白い頭、鮮やかなオレンジ色をした尾、黄色の脚、黒い嘴。それって少し変わっていますよね。このほかにも変わっていることがあったのです。なんと、まつげがあったのです。

 その鳥が歌い終わるのをじっと待ってから、話しかけてみました。
 「すみません、お名前はなんていうんですか? 先生に教わったことがないもので。ロビンやツバメやアオカケスなんかの普通の鳥は習ったんですけど、あなたのお名前は習ったことがないんです、ごめんなさい。
 それに、どうしてこんなに素敵な歌を、誰もきいていないようなこんなところで歌ってたんです?
 車でここを通り過ぎて行く人たちも、ヘッドフォンをしてジョギングでここを通り過ぎて行く人たちも、誰にもきこえてないんですよ。僕がここを通ったからよかったですけど、僕が通らなかったらあなたの歌は誰にもきいてもらえなかったんです。声を無駄にしたようなもんですよ。もっとたくさんの人にきいてもらえるところで歌ったらどうなんです?」

 鳥はなんて答えたと思いますか?
 「あなたのお名前がなんていうのかも知りませんが、あなたは完全に誤解されていらっしゃるわ。わかってないわ。私はね、人のために歌っているんじゃないんですよ。私は、神様のために歌っているんですから。神様がね、私を、神様のために歌うようにお創りになったから。」

 「ありがとう」って私は言いました。
 「どうしてありがとうなの?」ってその鳥にきかれましたよ。

 「聖書に書いてあることを思い出させてくれて、ありがとう。あなたが今言ったことって聖書に書いてあるんですよね。私たちが誰であっても、何をしても、私たちは全てを神様のためにしなきゃって、聖書に書いてあるんでしたね」
 こんな風に、不思議な鳥に思い出させてもらわなきゃいけないときってあるのですよね。(訳:木川美来)


 「だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」(ローマの信徒への手紙10章31節)

 一番大切なこと
問1 わたしたちにとって一番大切なことは何ですか?
答 神さまの子どもとして、神さまと共に歩むことです。
(「子どもと親のカテキズム―神さまと共に歩む道―」日本キリスト改革派教会大会教育委員会)