2017年3月20日(火) ほほえみBOX-ちょこっとことばのレッスン(11)

 空気がふわっと私を包んでくれるようなこの季節に手にする絵本「エミリー」。謎の詩人と少女の思いがけない出会いの風景です。格調高い絵が印象的なこの絵本の中に、こころ引き付けられる言葉がありました。「サンルームが音楽で溢れているとき、少女は『詩ってなぁに?』とパパに問いかけます。『ママがピアノをひいているのをきいていてごらん。…あるときふしぎなことがおこって、その曲がいきもののように呼吸しはじめる。きいている人はぞくっとする。口ではうまく説明できない、ふしぎななぞだ。それとおなじことをことばがするとき、それを詩というんだよ』(文/マイケル・ビダート 絵/バーバラ・クーニー 訳/掛川恭子 ほるぷ出版)

 あなたには、音楽や絵画、また詩の言葉に出会った時、ぞくっとする体験がありますか?「そうこれだ、これなのだ!」と実感する衝撃。私は聖書の言葉一つ一つの力強い響きと叫びに捕えられた一人です。この世界は絶望と悲惨の中に、ただ無目的に進むのではない、この砂粒のような小さな私も神に生かされているのだ…。
しだいに神の言葉は心を満たし始め、読み、考え、語り、きく(訊いたり、聞いたり、聴いたり)。世界と隣人との出会いに「ぞくっとしながら」人生の道が開かれて来たとしみじみ振り返っています。

 そして、今も、今日生きる言葉を見つけながら、その出会う言葉を喜びながら生きています。「ことばのレッスン」の初めの頃、楽器であるこの身体を整えることや日本語のルールを知ること、自分の声を知ることなど、トレーニングメニューを考えようとお話ししました。でも、それだけでは空しいのではないでしょうか? 何よりも心の内側から喜びの言葉を味わい、真実の言葉に触れて生きることこそ確かな拠り所をいただく生きる道ですね。生きる時も死ぬ時も私たちはキリストのものなのですから。  くまだなみこ


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