2018年11月12日(月)最後に救われる

 いかがお過ごしですか? 川越教会の木村恭子です。
 あなたが信仰を持たれたのはいつでしょうか?あるいは、まだ、という方もいらっしゃるかもしれません。今週は「救いの時」について考えたいと思います。

 私の父は高齢になってから信仰を持ちましたが、聖書にはもっと切羽詰まって信仰を告白して、天国の恵みにあずかった人の話が記されています。

 ルカによる福音書23章39節以下です。この人は犯罪人としてイエスと一緒に十字架につけられました。どんな罪を犯したのかわかりませんが、十字架刑になるくらいですから、相当な悪事を働いたのでしょう。
 しかし、その彼が一緒に十字架につけられたイエスに向かって「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」(ルカ23:42)と言いました。彼はイエスに向かって「あなたの御国においでになるときには」と言ったのです。これは彼の信仰告白の言葉、と考えていいのだと思います。

 この言葉を聞いたイエスは「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ23:43)と言われ、彼の救いを約束なさったのです。

 このように聖書の中に、人生の最後の最後に信仰が与えられて救われる、という実例が示されています。ですから、求道中の方も、また家族や友人の救いのために祈っておられる方も、どうか希望を持ち続けていただきたい、と思うのです。