「命の書」に基づく主の恵み | ヨハネの黙示録 20章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネの黙示録 20章

わたしはまた、死者たちが、大きな者も小さな者も、玉座の前に立っているのを見た。幾つかの書物が開かれたが、もう一つの書物も開かれた。それは命の書である。死者たちは、これらの書物に書かれていることに基づき、彼らの行いに応じて裁かれた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネの黙示録 20章12節

「命の書」に基づく主の恵み

「小羊(キリスト)」によって、「大淫婦」が焼かれ、「獣と偽預言者」に続いて「悪魔(サタン)」が、「死と陰府」と共に「火と硫黄の池に投げ込まれた」。創世記で「蛇(サタン)」に宣告された神の言葉(3章15節)が成就したのです。キリストの完全な勝利です。

そして、小羊の「命の書」に基づいて裁きがなされます。かつてキリストが言われました。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハ3章16節)。「御子を信じる人は永遠の命を得ているが、御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまる」(同36節)。これらが、厳かに完全に成就するのです。迫害の中にあるキリスト者にとって、何という慰めであり、励ましでしょうか。最後には、神の御前でキリストの恵みに包まれ、永遠の命を得るのです。

この光栄な特権がすでに信仰者たちの教会に与えられていることを覚えて、「命の書」に名が記されていることを確信し、忠実な信仰をもって歩み続けましょう。

小川 洋(高松教会)