神を神とする | マタイによる福音書 23章1-12節

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マタイによる福音書 23章1-12節

「地上の者を『父』と呼んではならない。あなたがたの父は天の父おひとりだけだ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 23章9節

神を神とする

ここで主イエスは、律法学者やファリサイ派の人たちについてとても厳しい言葉を語っておられます。しかし、主イエスは、律法学者たちにではなく、弟子たちに、また群衆たちに向かっても語られています。それは誰もが律法学者たちのように生きてしまう可能性があるからです。

律法学者やファリサイ派の人たちの信仰生活は、「すべて人に見せるために」なっていると、主イエスは具体的に例をあげて指摘されています。これはまことに哀しいほどに愚かしい姿です。しかし、このような姿は、私たちにとって決して他人事ではありません。

律法学者たちも信仰生活は、神の御前に生きる生活であって人の前で生きる生活ではないことはよくわかっていたはずです。しかし、それにもかかわらず、こんな生き方になってしまうのです。この悲惨をどうしたらよいのでしょうか。ただ主イエスを通して、父なる神と出会うほかはありません。主イエス・キリストは、私たちと神との関係を新しくするために来られたお方です。主イエスは私たちに神を父として示し、この神の御前に生きるようにしてくださいます。

杉山 昌樹(上福岡教会)