帰って来い | アモス書 4章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

アモス書 4章

ベテルに行って罪を犯し
ギルガルに行って罪を重ねよ。

だから、わたしもお前たちのすべての町で
歯を清く保たせ
どの居住地でもパンを欠乏させた。
しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと、主は言われる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 4章4節~6節

帰って来い

4章では、「しかし、お前たちはわたしに帰らなかったと、主は言われる」と、5回も繰り返されます。

「しかし、お前たちはわたしに帰らなかった」。これは、「わたしのもとに帰って来い」という、神の切実なメッセージです。

帰って来させるために、神はパンを欠乏させ、日照りで渇きを与え、黒穂病、赤さび病、いなごを送り、疫病と剣を送り、ソドムとゴモラを滅ぼしたような破滅を送ったのでした(6~11節)。しかし、どんな苦難を送ってもイスラエルは神に帰らなかったのです。

神のメッセージは明らかです。「苦難を通して目を覚まし、正気に返って、主なる神のもとに帰って来い」。これが神のメッセージです。

今、あなたも何らかの苦難、困難の中にあるかもしれません。詩編の信仰者はこう言います。「苦しみに遭ったのは私には良いことでした。あなたの掟を学ぶためでした」(聖書協会共同訳、詩119編71節)。

神の民が、神の懐に立ち帰るために、神は何度も苦難を与えて、呼び戻そうとしてくださっています。神に立ち帰り、「神と出会う備え」(4章12節)をさせるためです。

芦田 高之(新浦安教会)