偽りの神ではなく | アモス書 2章

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アモス書 2章

主はこう言われる。
ユダの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
彼らが主の教えを拒み
その掟を守らず
先祖も後を追った偽りの神によって
惑わされたからだ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 2章4節

偽りの神ではなく

アモスは北のイスラエル王国に向かって主の御言葉を取り次ぐために召されましたが、出身地のユダに対しても御言葉を告げて指摘します。

神の民が偽りの空しい神に惑わされることは、聖書のいたるところに記されています。

パウロは言います。「神の真理を偽りに替え、造り主の代わりに造られた物を拝んでこれに仕えたのです。…」(ロマ1章25節)。

私たちもまた、うっかりすると神ではなく、神が与えてくださるいろいろな贈り物、プレゼントそのものに執着してしまいます。仕事、地位、名声、富、権力、その他諸々。すべての善きものの源である天の父なる神こそが、私たちのまことの父、まことの神です。

私たちが頼りにしているもの、執着しているものは何でしょう。もし神以外のものであるなら、祈りましょう。「神よ、諸々の善きものを与えてくださるあなたこそ、まことの神です」と。

2章には、「火を放つ」(2節、5節)と、繰り返されます。主イエス・キリストは、私たちがまことの神、偽りのない希望に堅く立つようにと、聖霊の火で練り鍛え、きよめ続けていてくださっています。

芦田 高之(新浦安教会)