信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか | マタイによる福音書 14章22-33節

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マタイによる福音書 14章22-33節

イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 14章31節

信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか

「わたし」という主イエスの弟子が歩む人生の道のりは、決して平坦ではありません。わたしの心に大きな波風を吹き込む嵐に遭遇するからです。その嵐が大きいほど、共にいてくださる主イエスの存在を見失います。主イエスが近くにいてくださるのに、その存在が見えなくなります。時には幽霊を見るようなうつろな目でしか、主イエスを見ることができません。

主イエスは、そのようなわたしに語られます。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と。わたしはこの主イエスの言葉に励まされて立ち上がります。勇気を出してもう一度主イエスを見つめ、嵐の中を歩き始めます。しかし、ペトロがそうであったように、嵐に吹き飛ばされるようにして、わたしの信仰が萎えてしまうのです。

すると、主イエスが「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と語りながら、手を伸ばしてもう一度引き上げてくださいます。わたしの心の中に吹き荒れていた嵐は、この主イエスの力によって取り去られ、わたしの心には神の平和が訪れます。きょうも、主イエスは神の言葉によってあなたを導いてくださいます。

玉井 宣行(所沢ニューライフ教会)