共に神の家を建て上げよう | ペトロの手紙一 2章

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ペトロの手紙一 2章

あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙一 2章5節

共に神の家を建て上げよう

ペトロは、迫害に苦しむ人たちへ、恵み深い主に出会い、新たに生まれた者としての生き方を示します。それは、神の家を建て上げていく「生きた石」になることです。

人々から見捨てられたイエス様は、生きた石として教会の土台となられました。今度は、主に続く私たち自身が教会を建て上げる生きた石となるのです。

神の家を建て上げる働きは自分一人でできるものではありません。兄弟姉妹がそれぞれひとつの生きた石となって、積み重ねられていくことによってこそ、神の家は建て上げられていきます。そして、石は隙間なく積み重ねられてこそ、堅固な家となります。もしこのとき、互いにいがみ合ったり、自分よがりであったりすると、隙間だらけの家となってしまいます。

隣人なる石との隙間を埋めるためには、ときに自分自身を削ったり、これまで築き上げてきたものを一旦取り崩したりする必要があるでしょう。しかし、私たちが「霊的ないけにえ」をささげ、隣人を思いやるとき、隣人との隙間を埋めて、堅固な教会を建て上げる「生きた石」となることができるのです。

三川 共基(松戸小金原教会)