実を結ぶ土地 | マタイによる福音書 13章1-9節、18-23節

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マタイによる福音書 13章1-9節、18-23節

「良い土地に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて悟る人であり、あるものは100倍、あるものは60倍、あるものは30倍の実を結ぶのである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 13章23節

実を結ぶ土地

主イエスは、ご自身のもとに集まって来た大勢の群衆に、天の御国についてたとえを用いて語られました。

種を蒔く人は種蒔きに出て行って、場所や土地の質に関係なく種を蒔きました。ある種は道端に、ほかの種は石地に、またほかの種は茨の間に落ちました。そして、ある種はよい土地に落ちました。そして、実を結んだのはよい土地に落ちた種だけでした。

主イエスのたとえに使われた種は、狭義ではイエスご自身を(ヨハ12章24節)、広義では神の御言葉(聖書)を意味します。種が落ちた場所は御言葉を聞く心を指します。道端は固くて堅苦しい心で、石地は感情的な心で、茨は世を愛する心で、御言葉を聞きます。この三つの場合には福音の種が蒔かれましたが実を結ぶことができません。それに対して、良い土地は御言葉を聞いて悟る心で、豊かな実りがあります。

種(主イエス、聖書)は確かなものです。実を結ぶかどうかは土地次第です。また、結ぶ実の量も土地次第です。

良い心で御言葉をいただく人は、必ず豊かな実を結び、それは種を蒔く者の喜びとなります。

李 哲敏(東広島伝道所)