真の救い主 | テモテへの手紙一 3章

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テモテへの手紙一 3章

信心の秘められた真理は確かに偉大です。すなわち、
キリストは肉において現れ、
“霊”において義とされ、
天使たちに見られ、
異邦人の間で宣べ伝えられ、
世界中で信じられ、
栄光のうちに上げられた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テモテへの手紙一 3章16節

真の救い主

よい関係を願いながら、面と向かうと上手に振る舞えないことがありますね。また、互いに思いを寄せながら、誤解し合い、緊張して過ごさなければならなかったり。聖書が「人は肉である」と表現するとき、私たちのそんなちぐはぐなありかたが受けとめられています。

きょうの御言葉は、「キリストは肉において現れた」と語っています。このことは、主が、私たちと同じ肉体を持たれたということだけでなく、私たちの悲しい矛盾をも引き受けてくださったことを意味しています。主は、私たちの矛盾をいたずらに指摘せず、また矛盾だらけの私たちの世界を見捨てず、担い、救いへ導くお方です。

真の救い主が共にいてくださいます。立つ瀬のない者の支えとして。味方として。とことん頼れる存在として。

思い通りに動かない自分、あるべき理想と食い違う言葉と行いを、細やかなご配慮のもとに置かせていただきましょう。

新しい一日、引き受けられている者らしく、信頼していましょう。そして、自分にできることをさせていただきましょう。

宇野 元(芦屋伝道所)